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  • 1単語に1時間かける単語学習法

    2023年8月24日

    単語を覚えるのはテスト対策の基本。しかし、単語帳とかを見て覚えようとしてもなかなか語彙が脳に定着しない、という悩みはみんな抱えている。

    わしは1単語に1時間かける、というやり方をしている。

    Step 1: targetの単語を選ぶ。今日はdidacticという語を選んでみた。

    意味を確認した後にWeb 辞書で同義語を確認。didacticの同義語はinformative, instructive, educationalなど。これを紙の辞書に書き込む。 これは10分程度で完了。

    Step 2: この語を連想させるイラストを、自分で描く。これに20分くらい使う。ここではWeb辞書に載っていたイラスト(女の子が勉強していて何かひらめいた様子、頭に電球がついているのがかわいいですな)を手書きで描く。

    Step 3: このイラストに丁寧に色を塗っていく。これに10分くらい使う。この時にイラストの人物とその近くに書いた語を視覚的に結び付ける。

    Step 4: 終了したら実際にこの語と同義語を声に出して言ってみる。さらに、目を閉じてこれらの語が暗唱できるか確認する。これに20分くらい使う。

    この後、辞書の近くに書かれている「仲間の単語」を線でつないだりして意味ネットワークを視覚化する。これで10分くらい使う。

    Step 5: 最後に自分のオリジナル問題を作成してみる。以下のような感じ。

    The instructor of last week’s accounting seminar was relatively ——- in his approach.

    (A) abrupt (B) common (C) didactic (D) informative

    「この語が実際にどのように出題されるか」を考えて自分で予想問題を作るのだな。

    とまあ、合計で1時間くらい使うと、この単語が脳にしっかりと刻み込まれる。

    自分で工夫して丁寧に描いたイラスト、自分の手書きで描きこんだ同義語、これは脳に刻み込まれる。

    これを延々やっているとあっという間に5-6時間経ったりするのだが、ひとつひとつの単語はおそらくあと5年くらいは脳に定着しているだろう。一見遠回りだが、長い目で見ると効果があるとわしは思っている。これが「TOEIC受験時に出てくる単語を全部知っている」という安心感につながるのだな。