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  • 元殺し屋とNew Yorkの路上でビデオ撮影

    2024年1月29日

    TOEIC公開テストは昨日無事終了した。試験会場に早めについて歩いていたら地震が来た。

    電車に乗っている時でなくてよかったのう。。。

    TOEIC公開テストが終了したので、時々New Yorkでの思い出の画像をアップしていくかのう。。

    今日の画像は New York マンハッタン島の北部 Harlem の路上で知り合った Jimmy とのショット。

    左が若い頃のわし(20年以上前だねこれ)、右の眼帯をしておる男は Jimmy (一目で「こいつカタギじゃないな」と分かる所がすごいね)。

    Jimmy は元殺し屋で、それなりの人生を歩んできたのだが、とにかく気性が荒い。

    この時も路上で無料ポケモングッズを配っていたわしにケンカを売ってきた。

    路上でビデオ教材を作っていたのだが、即興で参加してくれた人にお礼で無料ポケモングッズを配っていたのだな。

    結構な人だかりができていたので、それが気に入らなかったらしい。

    で、「てめえよそ者だろ、気に入らないからあっち行け!ここは俺のテリトリーだ!殺すぞ!」てな感じで絡んできた。

    こいつにケンカで勝てる見込みはないので、頭の中で作戦を考えた。

    「そうだ、こいつを仲間にして、今作ってるビデオ教材に一緒に出演してもらおう」と考えたのだな。

    で、わしが現地の人たちと一緒に映っている写真とかを見せて、「よそ者じゃないよ、おれ。Harlem に仲間いるし。仲良くしようぜ。そうだ、今ビデオ作ってるから手伝ってくれよ。お礼はするぜ。ご飯もおごるよ」と言って仲間にすることに成功。

    ちなみにこの時のやり取りはもちろん英語。この時の音声はしっかり記録に残したのだが、それは「緊迫した雰囲気の中で難しい相手をいかに説得するか。その時に使う語彙、テーマは何が有効か」という「英語での危機管理と説得コミュニケーション」というテーマを扱う際に使える素材になった。

    これは New York Uptown Manhattan、Harlem (African American community)、相手は African American、これらを意識してcommunication をした結果上手くいった、という例じゃな。

    この時撮影したビデオは Live from New York という教材にしてある。

    New York の black community の人が使う black English を capture できたのは収穫じゃな。

    時々授業で使うが、インパクトはすごい。普通にタレント事務所に頼んでもこんな奴見つからないよな。

    「元殺し屋の Jimmy がアメリカの人種問題について語る」というのも、ある意味意義深い。

    小綺麗なアメリカ、小綺麗な New York の動画、それも良いのだが、それはいっぱいあるからね。。。

    やはり現地にしばらく住んで地元の人たちと交流してると、こういうチャンスがあるのが面白い。

    New York の Harlem では実にいろんな人たちに会ったな。

    Jimmy は例外中の例外で、ほとんどの人たちは friendly じゃよ。特に Harlem ではな。。

    ※昨日のTOEIC公開テスト abrupt が出てきたが、これはわしが昔出版したTOEIC単語帳本(サンマーク出版、英文作成協力)で使った語で、懐かしいなと思いだしながら問題を解いていたよ。

    今回のエピソードを TOEIC Part 5 的に描写すると以下のような感じかの。

    The video shooting project in Uptown Manhattan was ——-

    interrupted by a weird guy with an eye-patch.

    (A) abruptly (B) bravely (C) diligently (D) scarcely

    ※ 2行目a weird guy with an eye-patchの phrase はTOEICでは出ないね。。。